最近読んだ本
浅田次郎の作品はたまに読む。一番好きなのは「蒼穹の昴 」。蒼穹の昴は今まで読んだ本の中でも最高の部類に入る作品。それ以来、この作者の作品が出るたびに本屋でちょっとチェックはしてたけど、浅田次郎作品を実際に買ったのは久しぶり。
すごく良かった。死後、現世に舞い戻る3人の物語というSFファンタジーだけど、この作品の本質はそういった設定ではなく現世の人々との人間ドラマ。
特に心に残ったのは、デパートで嶋田にセールの売上を聞くシーン。会社員の読者なら誰でも心にくるものがあると思う。「弔い合戦」って、不謹慎だけどすごくいい。誰かのために、全員が一丸となって目標に向かっていく。たとえその人が亡くなっていなくてもそう思える、そうしたいと思える人のもとで働きたい。
それから佐伯知子の回想シーン。こういう愛の形もあると思う。むしろ大人になってからは、こういう形の愛のほうが多いかもしれない。自分の気持ちをストレートにぶつけるって、私にとっては結構難しいことで。知子の気持ちが、良く分かった。
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