2006年8月15日 (火)

最近読んだ本

ラッシュライフ
ラッシュライフ
posted with amazlet on 06.08.15
伊坂 幸太郎
新潮社 (2005/04)
売り上げランキング: 4,534

重力ピエロの、伊坂幸太郎さんの作品。伊坂さんの作品を読むのは本作で2作目ですが、この作品もなかなか面白かった。

登場人物それぞれの物語が並走して語られていくのですが、終章でやっとそれぞれの話がひとつになって謎が解ける、という、まあ割とありそうな話です。でもちょっと関連付けが強引なような気がしましたが。。。特に死体回りはちょっとこじつけっぽい気も。

でも、それを補って余りあるほどの登場人物の魅力がすごい。泥棒の黒澤とか、直接は出てこないけど「神様」高橋とか。重力ピエロの春もそうでしたが、伊坂さんは魅力的な人物像を書くのがすごくうまいと思います。早くほかの作品も読んでみたい。

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2006年2月27日 (月)

最近読んだ本

椿山課長の七日間
椿山課長の七日間
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浅田 次郎
朝日新聞社 (2005/09/15)
売り上げランキング: 556

浅田次郎の作品はたまに読む。一番好きなのは「蒼穹の昴 」。蒼穹の昴は今まで読んだ本の中でも最高の部類に入る作品。それ以来、この作者の作品が出るたびに本屋でちょっとチェックはしてたけど、浅田次郎作品を実際に買ったのは久しぶり。

すごく良かった。死後、現世に舞い戻る3人の物語というSFファンタジーだけど、この作品の本質はそういった設定ではなく現世の人々との人間ドラマ。

特に心に残ったのは、デパートで嶋田にセールの売上を聞くシーン。会社員の読者なら誰でも心にくるものがあると思う。「弔い合戦」って、不謹慎だけどすごくいい。誰かのために、全員が一丸となって目標に向かっていく。たとえその人が亡くなっていなくてもそう思える、そうしたいと思える人のもとで働きたい。

それから佐伯知子の回想シーン。こういう愛の形もあると思う。むしろ大人になってからは、こういう形の愛のほうが多いかもしれない。自分の気持ちをストレートにぶつけるって、私にとっては結構難しいことで。知子の気持ちが、良く分かった。

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2006年2月26日 (日)

最近読んだ本

東京タワー
東京タワー
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江國 香織
マガジンハウス (2001/12)
売り上げランキング: 8,436

江國香織さんの本は文庫本が出たら必ず買う。↑も買ったのは文庫版。

江國さんの作品に出てくる女性はいつも魅力的で、何か生き方について悟った雰囲気がある。今回の詩史さんもそう。物語が進んでいく中で、透が少しづつ揺れ動いている中で詩史は一貫した自分をもっていると感じた。

ただ、耕二の一連のエピソード(貴美子、由利、吉田・・・)はいるのかなぁ。。。貴美子さんとのストーリーは透−詩史との対比として分かる気もするけど。もっと静かに透と詩史の淡々と進む物語だけを見つめていたかったように思う。

ちなみに江國香織さんの作品で一番好きなのは「落下する夕方 」だったりする。

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2006年2月24日 (金)

最近読んだ本

青が散る
青が散る
posted with amazlet on 06.02.25
宮本 輝
文芸春秋 (1985/11)
売り上げランキング: 43,170

R25に作品の紹介が載って気になった。作者買いすることが多いけど、宮本輝作品は初めて。

まず、金子の実行力に脱帽。どうしても自分の大学時代と比べてしまう。確かに当時の私にそこまでの実行力、実現力はなかったかもしれない。でもこうやって金子と出会えて、過去の自分と比べるんじゃなくって今の自分と比べて、その上で今の自分が成長していかなければならないと切に思えた。

それぞれの登場人物も、それぞれが決してハッピーエンドではないけれど懸命に生きていて、ペールや安斎はもちろん夏子の生き方、感じ方にもどこか「命」を考えさせられた。

ただ、やっぱり20年以上前の作品なのでどこかしら古さを感じてしまった(特に読み始め、作品に入り込む前)。中学生のころに出会えていたら、もっと素晴らしかったように思う。もちろん、古さを感じるとはいえ今読んでも素晴らしい作品。

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2006年2月23日 (木)

最近読んだ本

白夜行
白夜行
posted with amazlet on 06.02.24
東野 圭吾
集英社 (2002/05)
売り上げランキング: 8,253

ドラマは見てないけど、むかし東野圭吾の本を読み漁ってたことがあって(最近はあまり読んでなかったけど)久々に買ってみた。

で、やっぱり面白かったんだけど、私にはちょっと合わない部分が。

亮司と雪穂の内面が全く書かれないのが、読後にもやもやしたものが残る感じで微妙。それがこの小説の大きな特徴(売り?)なのでそんなこと言っちゃいけないような気もするけど。

最後の最後までそれで引っ張って、終章でそのへん書いてくれるとすっきりしたんだけどな。。。もちろんそれまでの流れで想像はできるんだけど、細かい葛藤とかそのへんも知りたかった。

どちらにしろ、もともとが面白い作品だからもっと知りたい、もっと読みたい、って思ったってことなので、なかなかお勧めの作品。

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